更新日:2016/03/24
少し前の話になりますが、デフサッカーフットサル日本代表選手達が『サレジオ学院幼稚園』を訪問しました。
その時の様子を仲井健人選手よりコメントをいただきました。
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「サレジオ学院幼稚園との交流を通して」
初めての幼稚園児との交流で最初は不安はありました。しかし、幼稚園に到着し、待っていたのは元気いっぱいの子どもたちでした。質問タイムでは紙に書いたものを準備して、私たちにもわかるようにしてくれました。みなさんの助けもあり、しっかりと質問に答えることができました。 交流会の中で思ったことはたくさんありましたが、大きく印象に残ったのは3つです。
①手話の歌をプレゼントしてくれました。一人一人の手話がきれいで相当練習してきたんだなと伝わってきたのと同時に、一人一人の目が私たちにしっかりと向けられており、一つ一つの手話の動きを丁寧に、想いを込めて、私たちにプレゼントしてくれたことにとても心が温まりました。
②食事タイムでは、同じ机になった子どもたちが、頑張って覚えてくれたであろう手話を使ってたくさん質問してくれました。また、手話ができない言葉などがある時は、口を大きく開けて分かりやすいようにしてくれました。そこにあったのは、たとえ手話が間違っていても、何とかしてでも伝えようとしてくれる姿でした。
③最後に、運動場でサッカーしたり、縄跳びしたりたくさん遊びました。運動場では、私たちが聞こえなくても気にせず、元気いっぱいに体全体を使って気持ちを表現したりと、子どもたちの純粋さでたくさんでした。
短い時間でしたが、子どもたちから、「一つ一つに想いを込めて丁寧にする」「間違いを恐れずにチャレンジしていく」「目の前にあることをただ楽しむ」など、たくさんのことを学ばせていただきました。ここには書き尽くせないほどの有意義な時間で、終わったときにはとてつもない充実感でたくさんでした。
今回のような交流会を今後も続けていくとともに、他のところで実施していくことで、将来の社会を担う子どもたちが、障がいの有無に関わらず、たくさんの人と接していく社会を創ってくれることを願ってやまない限りです。