更新日:2017/04/21
デフフットサル男子日本代表副キャプテン 設楽武秀選手が、母校群馬県立聾学校にて講演を行いました。
設楽選手よりレポートをいただきましたので紹介させていただきます。
↓設楽選手より
小学2年生までお世話になっておりました群馬県立聾学校にて、開校記念日特別授業の中で講演させていただきました。
6限目に中学部と高等部の生徒35名全員へデフサッカー・デフフットサルを中心に話をしました。
健常者の子どもと違い、ろう者の子どもはずっと話を聞くだけでは、伝えたいことが伝わらなくなってしまうため、パワポや映像、日本代表の活動で使用したユニフォームやメダル等を見ていただきました。
パワポでは小学校時代から大学時代までの写真を交えて、自分を知っていただきました。
また、「全国各地にあるデフサッカーチーム」と「デフサッカー・デフフットサルの日本代表」、「デフリンピック」のご紹介させていただきました。
そこでより知っていただくために、映像は「デフフットサルW杯の様子」と「7つの障がい者サッカー団体について」流しました。
さらに2014年「デフサッカーアジア大会(W杯予選)3位」、「デフフットサル準優勝」、2015年「デフサッカーアジア大会(デフリンピック予選)準優勝」のメダルをはじめとした日本代表に関わるものも用意し、実際に生徒たちに触れてもらいました。
最後に生徒たちへ下記2つのメッセージを伝えました。
「聴こえないことは個性である」
「失敗は成長のもと」
2つともデフサッカーとデフフットサルに関わり、二人の代表監督と出会ってから、学んだことであり自分の心に常に在り続ける言葉です。
生徒たちには今後、自分が抱えている聴覚障がいを個性だと受け入れて、好きなことを見つけ失敗しても成長してほしいと思います。
今回、母校でもある聾学校で講演する機会を設けていただいた聾学校の関係者の皆様方や真剣に聞いていただいた生徒たち、職場の上司からの理解もあり、大変貴重な時間となりました。
誠にありがとうございました。